レーシックのこと

インターネットをよく見るので、パソコン用のメガネを買った。
目に有害といわれるブルーライトを、半分にカットできるそうだ。
職場の人から老眼鏡かと間違えられて嫌だったけど、確かに目の疲れが少しはましになったような気がする。

ドライアイ気味になり、コンタクトレンズを使うのがきつくなった。
ちょうどレーシック手術がブームになり、わたしの周りでもちらほら話を聞くようになった。
みんな恐ろしく悪い視力が劇的に良くなり、その後近視の戻りもないと言っていた。

元来メガネの似合わない顔をしているわたしは、レーシック手術をとても受けてみたくなった。
すぐに終わるし、全然痛くないよ。
みんなそう言った。

怖いもの知らずとはこのことか、と今振り返って思う。
適応検査を受けに行き、そのまま手術の日取りまで決めてきてしまった。
一応手術なのだけど、日帰りもできて安心安全だとスタッフに促され、なんだかとても簡単なことのように思えた。
手術が終わったら、その日から快適な生活が手に入る、なんの疑いもなくそう思っていた。

ところが、視力は思っていたほど回復しなかった。
もちろん以前よりは良くなってはいるが、テレビの文字がはっきりとは読めないし、薄暗いところでは特に見えない。
多分、0.4くらいだ。
これじゃあ、裸眼で車の運転もできない。

再手術することはできるので、一年くらい様子を見てやはり視力が回復しない場合は考えましょう、と医者は言った。
なんだか、手術前はすごく親身だったのに、手術が終わってしまうと、通り一遍に扱われている気がした。

まだ、再手術は受けていない。
大好きなインターネットも、ほどほどにしないと。

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