派遣だった頃

人材派遣の会社に登録していたことがある。
まだ、日雇い労働のような働き方が許されていた時代で、一日働いては現金で報酬をもらっていた。
仕事内容は主に、スーパーでの試食・試飲だった。

インスタントコーヒーの試飲販売が多かったが、新発売のあめなどの時もあった。
インスタントコーヒーの場合は、温度が大事だった。
淹れたてをすぐに渡すと熱すぎて嫌がられたし、今度は冷めていてもダメだった。
それで、むこうからお客さんが多く来ているなと思ったら、たくさん作っておいて、なるべく適温にして手渡すのだ。
そうするとお客さんも喜んで、よく買って行ってくれた。
「お姉さんのために買うからね。」などと言ってもらえた時は嬉しかった。
また、あめの時は楽だった。来る人来る人にほいほい手渡すだけで、喜んで受け取ってもらえる。
その日のあめの売れ行きは素晴らしく、一日で全体の三分の二は売れてしまった。
他にも、工場での流れ作業に従事したこともあった。
確か、ベルトコンベアーに乗って流れてくる段ボールを、ひたすら潰す仕事だったと思う。8時間くらい働いたあと、手がしわくちゃになっていたのを覚えている。
そんなふうに2か月くらい働いた。
そんな働き方も、当時の自分には都合が良かった。
今日はどこに行くんだろう、どんな仕事をするんだろう、とワクワクしながら働いた。
もうあんなふうに働くことはないけれども、今でも試飲販売のお姉さんを見ると、懐かしく思い出すのである。

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